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[プレスリリース] 損保ジャパン、米国Contrast Security社のセキュリティソリューションを導入

作成者: Contrast Security Japan|2021/06/02 1:35:28

〜デジタルトランスフォーメーションにおけるセキュリティ強化と開発業務の高度化を推進〜

Webアプリケーションセキュリティを提供するContrast Security, Inc.(CEO:アラン・ニューマン)と、SOMPOホールディングス株式会社 (グループCEO執行役社長:櫻田 謙悟、以下「SOMPOホールディングス」)および損害保険ジャパン株式会社(取締役社長:西澤 敬二、以下「損保ジャパン」)、株式会社ユービーセキュア(代表取締役社長:観堂 剛太郎)は、本日、SOMPOホールディングスおよび損保ジャパンのデジタルトランスフォーメーション戦略の要となる基幹システムの刷新プロジェクトにおけるセキュリティ対応にContrast Securityのセキュリティソリューション「Contrast ASSESS」および「Contrast OSS」を採用することを決定し発表しました。これにより、損保ジャパンのデジタルトランスフォーメーションにおける、カスタムコード、オープンソースソフトウェアのセキュリティ強化、開発スピード加速および高度化を推進することが可能になります。
 損保ジャパンでは、傷害保険見積もりの新たなアプリケーションの開発において、「Contrast ASSESS」および「Contrast OSS」に加えて、本番稼動中のアプリケーションに対する攻撃をブロックする「Contrast PROTECT」の導入も進めています。



1.導入の背景・目的
損保ジャパンでは、SOMPOグループが推進する「未来革新プロジェクト」※において、デジタルトランスフォーメーションをさらに進め、より付加価値の高いサービスを迅速に提供することを目指した基盤作りを進めています。このような状況において、開発効率を向上させるためカスタムコードに加えてオープンソースソフトウェア(OSS)も活用していく中で、プロセスで検出される脆弱性の量も膨大となる為、脆弱性対応に要する時間を短縮し、負荷を軽減して開発作業のスピードを高める自動化された仕組みが必要となり、従来の方法では削減出来なかった脆弱性対応の工数削減のためContrast Security社のソリューションを採用しました。
※「未来革新プロジェクト」とは・・・1980年代に構築、その後改修を重ね複雑化・肥大化した基幹システムを刷新するプロジェクト。Javaなどのオープン技術を全面採用しよりスピード感をもった開発を行えるようになることで、付加価値の高いコア業務領域の拡大、新ビジネス創出を目指す。
[https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2021/20210601_2.pdf]


2.導入ソリューションの概要
今回、採用が決定したContrast Securityの「Contrast ASSESS」は、テストで稼働しているウェブアプリケーションにインテリジェントなエージェントを組み込むことにより、高速なソフトウェア開発環境でアプリケーションの脆弱性やコンプライアンス上の潜在的リスクをリアルタイムで検出し、課題の早期対応や継続的検証、監視を行います。特に「Contrast OSS」は、脆弱性のあるオープンソースソフトウェアコンポーネントを特定し、それらがアプリケーションで実際にどのように使用されているかを判断出来るため、早期の対応により実行時の悪用を防ぐことが可能になります。

<各社のコメント>
■SOMPOホールディングス、IT企画部プロジェクトマネージャー 課長代理:土屋敏行
これまでのウォーターフォール方式の開発では、テストの段階になってはじめて脆弱性診断を実施するという具合に、後のフェーズでセキュリティを検査していました。しかしセキュリティ対応というものは、後のフェーズになればなるほど対応工数もコストも嵩みます。開発プロセスのより前の段階で脆弱性を検知出来ないかと問題意識を抱えていたところにContrast Securityの話を聞き、プロジェクトに取り入れてみました。Contrast Security社の製品群を活用することで、リリースサイクルを維持しながらセキュリティを担保していきたいと思っています。
■損害保険ジャパン、IT企画部セキュリティエバンジェリスト:小中俊典
基幹システムの刷新によりオープンな技術を利用できる自由度が上がった反面、オープンソースソフトウェアやソースコードへの脅威対策がより一層必要となっていました。また従来の開発プロセスでは世の中の脅威の発生への対策スピードが合わなくなっており、迅速に漏れなく対策ができるソリューションを探していました。Contrast Security社の製品群は検知能力、管理のし易さを兼ね備えた強力なツールであり、システムリスクの大幅な低減に寄与できるものと思います。
■損害保険ジャパン、IT企画部ユニットリーダー:西山龍弥
基幹システムの刷新プロジェクトにおいてコアとなる基盤・業務アプリ開発の進行に対して、脆弱性の管理運用はいかに楽に、漏れなく対応できるかが課題でした。Contrast Security社の製品群を実際に用いることで、その課題に対する効果を確認し確実な導入を進めることができました。

■株式会社ユービーセキュア、代表取締役社長:観堂剛太郎
SOMPOグループ様にて、DXを支えるセキュリティソリューションとして、Contrast Security社の製品が採用されたことを嬉しく思います。ユービーセキュアは「セキュリティを楽に」するソリューション・サービスを、お客様と伴走しながらフィットさせ、安全・安心なデジタルサービスの提供実現をお手伝いしています。SOMPOグループ様のDevSecOpsの実現に向け、積極的にご支援を継続して行きます。

■Contrast Security、最高戦略責任者:Surag Patel
デジタルトランスフォーメーションは、世界の保険会社においても優先的かつ戦略的に進めている取り組みです。SOMPOグループのブランドスローガンである『安心・安全・健康のテーマパーク』は正にデジタルテクノロジーを統合する高品質のソリューションによって達成されると思っています。我々は、SOMPOグループのデジタルトランスフォーメーションを、Contrastが提供する最新の企業向けセキュリティプラットフォームによって強化されることを嬉しく思っています。弊社のプラットフォームは、損保ジャパンのような企業が顧客に提供する先進的なプロジェクトを、従来のセキュリティツールでは出来なかったスピードで進めることが出来るようになります。Contrast Securityは、ソフトウェア開発ライフサイクル全体においてセキュリティの可観測性を組み込み、その自動化されたアプローチにより、アプリケーションセキュリティに変革をもたらします。

3.今後について
損保ジャパンは、デジタルトランスフォーメーションを更に推進し、サービス開発の生産性とセキュリティ品質の両方を高めながら、お客様により付加価値の高いサービスを迅速に提供することを目指します。
Contrast Securityは、日本国内でのお客様のデジタルトランスフォーメーションにおけるセキュリティ強化と開発業務効率化の支援に努めてまいります。

損害保険ジャパン株式会社について
各種損害保険商品、サービスを主軸に、デジタル技術を活用した事故対応サービス、ドライブレコーダーを活用した安全運転支援サービスなどを提供。近年では変化する時代を見据え、自動運転やシェアリング事業など新たな分野にも事業領域も拡大。