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Cybersecurity Insights with Contrast CISO David Lindner

ポイント 1 — SWFTへの期待と歴史が示す影

米国防総省(DoD)のソフトウェアファストトラック(SWFT)の提案は、2024年の覚書M-24-15意向を反映しているものの、歴史は同じ結果が繰り返される可能性を示唆している。連邦政府機関が、政策転換後でさえも独立監査の実施に消極的だったのは、実施する意欲がなかったからではなく、能力の不足が原因であった。監査実施のための具体的な解決策が組み込まれない限り、SWFTは同じような停滞に直面するだろう。

ポイント 2 — オープンソースに潜むリスク

一見無害に見え、広く採用されているコンポーネントが、自分達のインフラの奥深くで予期せぬリスクを抱えているとしたらどうだろう。easyjsonの発見は、無関係なインシデントではない。オープンソースのエコシステムの層を掘り下げていくほど、このようなリスクはさらに増えるだろう。CISOは、ソフトウェアスタック全体で監視機能とインシデント対応能力の強化が必要となる、不安定な時期に備えなければならない。

ポイント 3 — セキュリティ担当には、データを増やすのではなく、より質の高いデータを

あなたの会社のセキュリティ担当は、大量のアラートを受け取り、ノイズとシグナルの判別に苦労していないだろうか?その答えは、より多くのデータではなく、より良いデータにある。ADR(アプリケーションにおける検知と対応)の精度の高い情報について検討してほしい。WAFなどの従来のツールによって、区別されていないアラートが大量に生成されるのとは全く対照的に、セキュリティ情報に富んだインテリジェンスを得ることができるからだ。

David Lindner、最高情報セキュリティ責任者

Davidは、サイバーセキュリティの分野で20年以上の経験を持つアプリケーションセキュリティの専門家です。最高情報セキュリティ責任者としての役割に加えて、Contrast研究所を率いています。Contrast研究所では、脅威インテリジェンスを分析し、企業がより予防的なアプリケーションセキュリティプログラムを開発できるように支援することに取り組んでいます。Davidは、セキュリティ分野のさまざまな領域で活躍してきました。アプリケーション開発からネットワークアーキテクチャの設計・サポート、ITセキュリティとコンサルティング、セキュリティトレーニング、アプリケーションセキュリティに至るまで、幅広いキャリアがあります。過去10年以上にわたり、モバイルアプリケーションとそのセキュリティに関するあらゆる分野を専門としてきました。金融、政府、自動車、医療、小売など、業種を問わず多くの顧客と仕事をしています。また、Davidは多くのバグ報奨金プログラムに積極的に参加しています。